ケーススタディー・ワークショップ 2016年8月27日

ケーススタディー・ワークショップ
(ビジネスモデル(しまなみ海道)を考える

①講義内容から学んだこと

今まではユーザーベースで物事を考えようとしていたが、今回はビジネスとしてのエコシステムまで落とし込むという学び。

《ビジネスの為のデザイン思考》
 1.社会/技術的シーズ
 2.利用状況の分析/顧客価値
 3.事業性

確かに事業性の視点は外せない。どんなに沢山のモノ/コトを作っても儲からなければご飯は食べれない。良いものは作りたいが趣味で終ってはいけない。


《ビジネスモデルの発想》
 1.顧客(まず顧客がいる)
 2.価値提案(顧客が欲している価値がある)
 3.強み(自社の強みを提供できる)

本当は1から考えるべきだが、対象顧客の特定と価値提案はしている「つもり」で終わらせ強みを中心に考えているかもしれない。1と2は苦痛を伴うし、3は考え易いので。


《「サービスデザイン」の考え方》

「サービスデザイン」は「ブランド」→「ユーザー」→「社会動向」→「サービス」の順番で行う。

今まで学んだ流れだと顧客を中心(始点)に考えてきたが、自社(ブランド)を一番始めに考える事が以外だった。
確かに「何を行っているのか」と問われれば、企業活動であり単なる御用聞きではない。そこには自らの存在意義(企業理念)があり、他社とは違った自社の取り組みだからこそ差別化できる。それを踏まえた上で、前回までの学び等を活用して価値を創出(提案)するので顧客に選ばれる事ができる。…深い。


③今回のケースは「しまなみ海道

高速道路関連とサービスエリアの収益が主。会社自体の収益と地域活性という二つの面を考えて事業活動を展開。顧客は高速道路利用者(車、バス)、サイクリングロード利用者(自転車、徒歩)の2群。


④グループワーク

所々で壁に当たるものの、考える順番が提示されているためいったり来たりしながら進めることはできた。グループとしての意見もまとまった。しかし、収益性が低い事、希望的観測に頼っている事が問題であった。


⑤全体を振り替えって

はじめは「しまなみ海道」といっても何のコトやらという感じで受けていたが、終わってみれば「しまなみ海道」に対する想いを持っていることに気がつく。

さらに懇親会で島の生活状況を聞くと、単純に「楽しそう」、「行きたい」と思ってしまった。

企業としての声ではなく現地住民としての声を聞くとイメージが大きく変わるし、アイデアがスラスラと出てくる。グループワークの際のアイデア出しとは大違いであった(内容や収益性はひとまず置いとくとして…)。

コンテンツとしてのモノについては資料があったが、そこでの体験は単純に発想しただけでは難しい。先生が現地まで行って自転車や宿泊等の体験をしてきたとの事であったが納得。


今回も学びの機会を頂き、事業者の皆様、Dグループの皆さん、関係者の皆様に感謝します。


※所々修正を加えています。